戟・雪月花の人々

音響担当の近藤光

大衆演劇に来る以前には、

プロの音響として仕事をしていた事もあり、

雪月花に来た時に自前の機材を劇団に増設。

今の劇団雪月花の音響システムを作ったのがこの男。

当時はまだ主流であったMDを使っていた雪月花だが、

この男が「音響はこれからパソコンにしよ。

編集もしやすいから」と音響をMDからパソコンに移行。

劇団参加当時は公演後に毎日朝まで

MDの音楽をパソコンに録音するという作業をし続けた結果、

現在の音響システムが完成した。

新しい芝居を上演する度に、

夜な夜な録音している男。

時間があれば、

既存の音楽を編集したりと

音響につききっきりのこの男。

その名は近藤光。

どうやらまだまだ作りたい音響のシステムがあるという。

日々そんな事を言いながら、

毎日何やら編集作業をしている。

座長「パソコンはやっぱ「最新なの?」

近藤「いやー、最新はまだ色々あるよ」

座長「うちもそうしてく?」

近藤「いやー、すぐに扱えるシステムではないなぁ」

座長「いずれ?」

近藤「いずれだね」

座長「必要な物あったら言ってね」

近藤「…いっぱいあるよ?果てしなくね」

座長「そうなの?…少しづつね」

近藤「オーケー牧場」